デジタルハリウッドは、設立15周年を記念して大同窓会「Digital Hollywood Reunion」を、赤坂BLITZにて行った。

これまでに4万5,000人以上の卒業生を輩出している同校の初開催となる同窓会

デジタルハリウッド学校長の杉山氏

当時のクラスメイトや学校長・講師との交流に加え、参加者同士がビジネスパートナーなどを探せるよう工夫されたデジタルハリウッド初の大同窓会。開会の挨拶で、デジタルハリウッド学校長・杉山和之氏は、「1994年10月にデジタルハリウッドを開設したのですが、当時は『社会にニーズがない』など、かなり否定的に捉えられていました」と語った。続けて「しかし、21世紀になれば、今、現にみなさんが実感しているようなデジタルコミュニケーションが我々人類社会のインフラになると信じていました。そうなったときにデジタルコミュニケーションを自由自在に使って、自分の人生を自分の思いのままに生きてほしいという願いを込めて学校を続けてきました」と、自身のデジタルハリウッドに対する熱い想いを語った。さらに、ゲストには角川グループホールディングス・代表取締役会長兼CEOの角川歴彦氏や、文部科学副大臣の鈴木寛氏が登壇。日本の現役クリエイターたちにエールを送った。

同窓会の会場となった赤坂BLITZの様子(左)
左から、司会者2名と杉山氏、鈴木氏、角川氏(右)

会場入り口付近の様子(左)、会場内の様子(右)。当日は、750名を超える卒業生、在校生が集まった

1994年から2010年までの様々な同校のポスターを展示(左)。会場には、仕事募集など、ビジネスパートナーを探すことができるよう、マッチングボードも設置されていた(右)

その後、卒業生と学長のトークで振り返るコーナー「A piece of legend 」では、DVD『スキージャンプ・ペア』(2002年)や映画『東京オンリーピック』(2008)などで知られる映像クリエイター・真島理一郎氏をはじめ、映画『サマーウォーズ』でCGディレクターを務めたデジタル・フロンティアの堀部亮氏、映画『ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~』でCG監督を務めた、ポリゴン・ピクチュアズの長崎高士氏、アニメ『マクロスゼロ』や『創聖のアクエリオン』を手がけたサテライトの橋本トミサブロウ氏が登壇。さらに、携帯電話やiPhone、Windows Mobileからのツイートを可能にするサービス「モバツイッター」の開発者である藤川真一氏やWeb制作会社エフシーゼロの藤川麻夕子氏、募金のポータルサイト「イーココロ!」などを運営するユナイテッドピープルの代表取締役・関根健次氏、セガサミービジュアル・エンタテインメントの取締役・伊藤武志氏など、同校を卒業後、各業界で活躍中のクリエイターが登場した。

左から卒業生の橋本氏、長崎氏、堀部氏、真島氏(写真:左)
左から伊藤氏、関根氏、藤川夫妻、杉山学校長(写真:右)

そのほか、フルーティスト4人からなるユニット「FLTRA」の演奏や、アメリカ旅行が当たる抽選会なども行われ、会場は大いに盛り上がった。なお、当日はTwitterやUSTREAMを活用したライブ中継も行われた。

フルーティスト4人からなるユニット「FLTRA」のパフォーマンス