2月19日より、東京・恵比寿の東京都美術館にて、ジャンルを横断した芸術性の高い映像作品を紹介する映像フェスティバル「第2回 恵比寿映像祭」が開催される。今年度のテーマは「歌をさがして」。

同映像祭は、年に一度、10日間にわたり東京都写真美術館全館を使い、展示、上映、ライブ・イヴェント、講演、トーク・セッションなどを複合的に行う「映像」と「アート」のフェスティバル。映像分野における創造活動の活性化と映像表現のジャンルを横断した、芸術性の高い作品を紹介するとともに、多様な映像表現のあり方を問う場として、2009年より開催されている。

上映作品より

イェスパー・ユスト《NO MAN IS AN ISLAND》2004年(C)Jesper Just,CourtesyGalleri Christna Wilson, Copenhagen and Perry Rubenstein Gallery, New York

《お傅地獄》1960年(C)角川映画

今年度のテーマは「歌をさがして」。歌なるものを手がかりに、様々な映像について考える。また、日本語の「うた」という言葉に含まれる「唄」、「詞」、「謡」、「詩」を映像になぞらえ、映像と音楽、映像と詩、映像と言葉といった連なりを想起させ、見ることを改めて問い直すきっかけ作りを試みるとのこと。

日本をはじめ、世界の映像作家が作品を出品。会期は2月19日より28日まで、東京都写真美術館にて。同映像祭の詳細や出品アーティストについては、公式Webサイトを参照。

展示作品より

ミン・ウォン《Four Malay Stories(馬来四伝)》2005年のためのビルボード(C)Ming Wong

ティム・リー《The Goldberg Variations, Aria, BWV 988, 1741, Johann Sebastian Bach (Glenn Gould, 1981)》2007年(C)Tim Lee