またもや当方の都合により、週末に掲載予定のランキング記事掲載が遅れてしまいました。ご迷惑をおかけしてまことに申し訳ございません。先週のこととはいえ、もう2月に入ってしまった今日から見れば、かなり古いネタ集になってしまった感のあるランキングだが、とりあえず、1月23日(土)から1月29日(金)までの経営チャンネルアクセス上位記事10本を振り返ってみる。

1位 Firefox 3.6を便利にするプチテクニック5 1月26日
2位 【レポート】東芝、国内第2位に躍り出た液晶テレビ躍進の秘密 2008年11月18日
3位 消えたサイトやページを表示させる4つの方法 1月26日
4位 米Appleの10-12月期決算は大幅増収増益、株価は27日の発表会を睨んだ展開へ 1月26日
5位 【レポート】富士通 山本新社長、選定の経緯と抜擢の理由 1月22日
6位 マクネリ氏とシュワルツ氏、Sun Microsystemsトップ2名が同社を去る 1月27日
7位 【レポート】スマートフォンは現在"キャズム"にある - ジェフリー・ムーアからの提言 1月25日
8位 JR東海、新幹線運行システムと超電導リニアシステムで海外進出へ 1月25日
9位 京セラ、九州電力が新設するメガソーラーに太陽電池モジュール3MW分供給 1月26日
10位 欧州委員会、OracleのSun買収を認める - ロシア、中国も追随の見通し 1月22日

1月22日にリリースされたWebブラウザ Firefox 3.6、アドオンの豊富さでビジネスユーザの間でも着実にシェアを伸ばしている。1位の記事ではおもにタブを有効に使う方法がいろいろと紹介されているので、Firefoxユーザはぜひともお試しいただきたい。

先週に引き続き、2008年掲載の東芝の液晶テレビレポートがランクイン(2位)。不況に苦しむ国内電機業界にあって、比較的好調な業績を記録する東芝だが、佐々木社長をはじめとする同社幹部は「現在は地盤強化のための足固めの時期」と、決して楽観的なことは口にしない(東芝の戦略分析についてはこちらの記事を)。同社の動向は、今後のIT産業全般に大きな影響を与えるだけに、業界中が注目している。

5位に入ったのは、こちらも日本を代表するIT企業 富士通の新社長就任記事。野副前社長の急すぎる退任から4カ月、ようやくの新体制発表となった。2009年度第3四半期は全セグメントで黒字達成も果たしたようで、2010年は幸先の良いスタートとなった感じだ。景気牽引役を担う企業のひとつだけに、健全な経営を期待したい。

マイコミジャーナルでは継続して追いかけてきたOracleによるSun Microsystems買収、欧州委員会からようやくOKをもらい、両者ともひと安心というところだろう(6位、10位)。この買収をこころよく思わないOSS関係者も多いが、買収の正式認定が出るまでの間、Sunの業績は悪化するばかりで端で見ていてもつらい気持ちになった。いろいろな意見があるだろうが、あえて無事に完了してよかったと言いたい。

決算発表直前の企業が多かったせいか、企業動向に激しい動きのあった1週間だった。今週も、多くの企業が決算やそれに伴う経営戦略の変更を発表する予定なので、随時、詳細にお伝えしていきたい。