ワコムは21日、法人向け液晶ペンタブレットの新製品として、21.5型ワイド液晶ディスプレイ搭載の「DTU-2231」と、15.6型ワイド液晶ディスプレイ搭載の「DTU-1631」を発表した。出荷開始はDTU-2231が3月、DTU-1631が5月を予定する。ともに価格はオープン。

同社の法人需要を想定した液晶ペンタブレットとしては、初のワイド液晶ディスプレイを搭載したモデルとされる。営業活動は本日より開始しており、発売後の1年間でDTU-2231は5,000台、DTU-1631は8,000台の販売を目指す。

「DTU-2231」

DTU-2231は、フルHD解像度(1,920×1,080ドット)に対応し、1,677万色フルカラー表示が可能な21.5型ワイド液晶ディスプレイを搭載。視野角は水平170°/垂直160°、コントラスト比は700:1。表面は光の反射を抑えるアンチグレア仕様。

「DTU-1631」

DTU-1631は、WXGA解像度(1,366×768ドット)に対応し、1,677万色フルカラー表示が可能な15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載。表面はクリアな表示を再現するグレア仕様。

両製品とも、軽くて操作性の良いコードレス&電池レスペンを採用。リアルな表現を実現する512レベル筆圧機能、ペンを反転してすぐに消せるアナログ感覚な消しゴム機能などを備える。

なお同社では、既に15型、17型、19型ディスプレイを搭載した法人向け液晶ペンタブレットを販売しており、医療機関、教育機関、コールセンター、会議システムなどの分野で利用実績がある。今回の新製品は、ワイド型ディスプレイを搭載したPCの普及や、複数の情報を並列的に表示する機会が増えていることなどを背景に、ワイド型を望む声が多く、これらの需要に対応するためのものとされている。