新しいPCサーバに、Windows Server 2008 R2 をインストールする。Windows Server 2008 R2のインストール自体は非常に簡単で、Windows 7のインストールとほとんど同じだ。

Windows Server 2008 R2にDCの役割をインストール

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すでに旧バージョンのActive Directoryドメインが構築されている環境でWindows Server 2008 R2をDC(ドメインコントローラ)にするには以下の手順が必要になる。

  1. Windows NT DCを降格
    Windows Server 2008 以降のDCには混在モードが用意されていないため、Windows NT ServerのDCとの共存はできない(NTドメインからダイレクトにWindows Server 2008ドメインへの移行も不可能だ)。

  2. DC機能レベルをWindows 2000ネイティブ以上に変更
    Windows Server 2008 以降のDCは、Windows 2000ネイティブ以降の機能レベルでなければ使用できない。そのため、ネットワーク内のすべてのDCをWindows 2000ネイティブ以上の機能レベルにする。NTドメインと共存できる「Windows 2000混在」や「Windows Server 2000中間」の機能レベルは使用できない。

  3. Windows Server 2003のDCで、管理ツール「Active Directoryユーザーとコンピュータ」を開き、DCの機能レベルを上げる

    ここでは「Windows Server 2003」に上げる

  4. Active Directoryスキーマを拡張
    Windows Server 2003のDCにログオンし、Windows Server 2008 R2のインストールメディアの\support\adprepに収録してあるadprepコマンドで、Active DirectoryのスキーマをWindows Server 2008用に拡張する。ただし、ドキュメント通りにadprepコマンドを実行するとエラーになった。

    x86版Windows Server 2003で\support\adprep\adprep.exeを実行するとエラー

    adprepフォルダのファイルの一覧を見ると、adprep32.exeコマンドがあり、x86環境ではこちらを実行しなければならなかったようだ。そこで、オプションを変更して3回実行した。

  5. adprep32  /forestprep
    adprep32  /domainprep  /gpprep
    adprep32  /rodcprep
    

    adprep32 /forestprep実行中の画面

  6. Windows Server 2008 R2でサーバの役割としてDCを構成
    「Active Directoryドメインサービス」インストール後、コマンドプロンプトで、dcpromoコマンドを実行して、DCを構成する。

  7. Windows Server 2008 R2の「サーバーマネージャー」で「役割の追加」をクリック

    「役割の追加ウィザード」で「Active Directoryドメインサービス」を選択してインストール

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実は、当初、筆者は何も考えずにWindows Server 2008 R2でdcpromoを実行したのだが、既存ドメインに対してスキーマの拡張が必要というエラーメッセージが表示された。その原因を調べるためメッセージ内容をMicrosoft TechNetで検索することにした。

既存Active Directoryスキーマを拡張せずにWindows Server 2008でdcpromoコマンドを実行するとエラーを表示

Microsoft TechNetでエラーメッセージを検索してadprepを確認。Windows関連の情報を検索した

検索エンジンで検索すると、不要な情報や不確定な情報も非常に多く見つかる。最初からTechNetで検索した方が時間も節約でき、情報の確度も遙かに高くなる。特にWindows Serverなどのエンタープライズ製品では、その傾向が顕著だ。