ネットレイティングスが24日に発表したインターネット利用動向調査によると、日本でもSNS「Facebook」の利用者が増加している。昨年11月から3.9倍増の約139万人。一方で、滞在時間や訪問回数の低さから、日常的に利用するユーザーは少ないという。

同調査は、ニールセン・ネットレイティングスが提供するインターネット利用動向調査「NetView」の2009年11月データをまとめたもの。これによると、米国最大のSNSであるFacebookにおける日本の訪問者数が昨年11月の約36万人から約139万人と大幅に増加した。「この訪問者増加の要因は、ユーザーが新たなユーザーを呼び寄せた結果による自然増」(同社シニアアナリスト・鈴木成典氏)。

日米Facebook、mixiの利用状況について

日本のFacebookユーザーが増加する一方で、日常的な利用者はまだ少ないようだ。米Facebookやmixiと比較すると、滞在時間や訪問回数、ソーシャルアプリの利用率で大きく落ち込む結果となっている。これについて同社は、訪問者の増加とSNSの活況という好循環を生まれれば、mixiを脅かす存在になる可能性もあるとしている。