三菱電機は11月25日、環境・省エネ対策に必要なデータを収集・一元管理・高速分析し、その結果を「見える化」して、環境経営の意思決定を迅速化するソフトウェアスイート「MELGREEN」シリーズから、エントリーモデル「MELGREEN Lite」を発売すると発表した。

同製品は、「環境情報統合データベース」、「ExcelベースのBIシステム」、環境情報取り込みと見える化を行う「連携アダプター」から構成される。

同製品はCSV形式の大量の環境データを長期にわたって蓄積し、分析を高速かつ自由に低コストで実施できる。例えば、ビル10棟で計測ポイント1万点の1時間間隔のデータを、省エネデータ収集サーバ「EcoServer」と連携するEcoServer Ⅱ連携アダプターを通して収集し、7年分以上蓄積できるとともに、高度な分析と問題点の見える化を行うことが可能だ。

EcoServerⅡ連携アダプターは、1日に1回複数のEcoServerⅡに蓄積されているデータをネットワーク経由で順次読み取って、MELGREENに格納する。

MELGREENのシステム構成

MELGREENの画面による見える化の例

同シリーズは、上から「MELGREEN BIスイートAdvanced edition」、「MELGREEN BIスイート」、「MELGREEN BIベーシック」、「MELGREEN Lite」というラインアップになっている。

MELGREENのラインアップ

価格は、MELGREEN Liteが210万円より(発売日は12月18日)、EcoServerⅡ連携アダプターが52万5,000円(発売日は1月29日)(いずれも税込)。