マイクロソフト 樋口泰行社長

マイクロソフトは22日、午前9時からWindows 7パッケージ版の一般販売を開始し、その記者会見を行った。マイクロソフト 樋口泰行社長は、深夜販売の盛り上がりをはじめ、Windows Vista発売後3カ月分の販売本数に匹敵する事前予約を得ていることを公表。強い手応えを感じているとした。また年末商戦を皮切りに、市場を活性化する起爆剤にしたいとアピールした。

さらにWindows 7は、2010年末までに全世界で1億7,700万本以上、日本では1,000万本のライセンス出荷が見込まれること、日本でのインストールベース約7,000万台中3,400万台以上がそのままWindows 7にアップグレード可能なほか、大きな買い換え需要が想定されることを明かした。

米Microsoft Corporation Windows & Windows Live 担当プレジデント Steven Sinofsky氏

続けて、今回の発売に合わせ来日した、米Microsoft Corporation Windows & Windows Live 担当プレジデント Steven Sinofsky氏が登壇。米amazon.comにおいてハリー・ポッターを上回る予約販売数となったなど、その好調ぶりを紹介。さまざまなユーザーの要求を受けて開発を行い、日本からの100以上の課題も解決したことや、Windows 7の使用レポートがすでに多数掲載され、好評を得ていることなどを挙げた。さらにWindows 7の新機能として、「Windows Touch」「Digital TV」「Home Networking」を紹介。Windows Liveとの連携機能によって利用環境の広がりを説明した。

マイクロソフト コンシューマ&オンラインマーケティング統括本部 コンシューマWindows本部 藤本恭史本部長がこの話題を受け、プレゼンテーションを展開。多くのWindows 7ユーザーが内蔵および外付けの地デジチューナーを利用できること、新たなインタフェースWindows Touchおよびゲームなどに応用できることを説明した。またPCからテレビに画像を表示したり、BDレコーダーのコンテンツを共有したりといった使い方を解説した。

イクロソフト コンシューマ&オンラインマーケティング統括本部 コンシューマWindows本部 藤本恭史本部長