丸紅は10月20日、同社のデータセンタで構築・運用する仮想化PCデスクトップ環境をネットワーク経由で提供する仮想化デスクトップサービス「VirtuaTop」を活用したサービスとして、、企業のBCP(事業継続計画)対策向けに「パンデミックパッケージ」を提供することを発表した。

仮想化デスクトップ技術を利用したパンデミックパッケージの概要

同社では、同パッケージを活用することで、仮想デスクトップを生成する領域の確保、ならびに事前に導入企業と丸紅グループ保有のデータセンタを結ぶネットワークを敷設することで、パンデミック発生時の初期対応時間が最小限にとどめることが可能となるほか、パンデミック発生時までは領域を使用停止し、通常時の企業の負担費用を低減させることで、企業様が持つニーズを満たすことが可能としている。

最低契約期間は1年間で、サービス価格は初期費用が20万円(税別)、月額費用も20万円(税別:データセンタ側回線料は含む)で、VirtuaTop/Standard換算で50台分の仮想化デスクトップ領域を確保することが可能。

パンデミック発生時に、カスタマ企業が使用を開始してから1カ月間以内であれば、このパッケージ料金で利用が可能で、それ以降継続して利用をする場合、もしくは1年に2回以上利用する場合は通常の料金体系に移行することとなる。

事業の継続には、パンデミック発生時の初期動作の迅速性が重要となるが、同社では、同システムを活用することで、最短で翌営業日からサービスを利用でき、緊急時においても企業活動の継続性を維持することが可能であるため、事業での機会損失、業務の効率低下を防止することが可能になるとしている。