大塚商会は、法人ユーザーを対象に、データ通信端末およびサービスとの同時契約で、ネットブックを頭金0円で販売するキャンペーンを10月6日から期間限定で実施する。

量販店店頭では、ネットブックの購入の際に、イー・モバイルと同時契約すると、100円などの低価格でネットブックが購入できる販売制度が広がっているが、大塚商会では、この手法などを参考にして法人向けに展開する。法人ユーザーを対象とした同様の制度は例が少ない。

販売するネットブックは、レノボのIdeaPad S10-2(型番2957J3J)。CPUにAtom N270(1.6GHz)、メモリは1GB、HDDは160GBを搭載。10.1型ワイド液晶を採用し、OSには、Windows XP Home Edition SP3 日本語版を搭載している。

大塚商会が法人向けに提供を開始するネットブック「IdeaPad S10-2」

ソフトバンクモバイルが提供する「データ定額ボーナスパック」への同時申し込みが必要で、「データ定額プラン」用と「データ従量プラン」用の2種類のUSIMを差し替えることで、状況にあったデータ通信が選択可能になる。また、HSDPAに対応したデータ通信端末「C01LC」を提供。下りで最大7.2Mbps、上りでは最大384Kbpsのデータ通信が可能となる。

データ定額プランは、月額基本使用料700円 - 4,679円。データ従量プランの月額基本使用料は300円で、使用したパケット量に応じて1パケットあたり0.084円が加算される。

同キャンペーンでは、IdeaPad S10-2とデータ通信端末「C01LC」を頭金0円、24回の分割払いで購入することができる。分割支払金は月額2,900円だが、月割の適用によって、実質負担額は月額1,900円となる。期間は11月30日までで、契約した法人ユーザーに対しては、マルチドライブとUSB対応セキュリティキーをプレゼントする。

プレゼントのマルチドライブとUSB対応セキュリティキー

同社では、「データ通信環境の高速化、定額制プランの定着によって、法人市場におけるデータ通信カードのニーズが高まる一方、ネットブックの高機能/低価格化により、端末をセットで購入するケースが増えてきた。割賦により、ネットブックを購入できるセットモデルを用意することにより、既存顧客に対する新たな付加価値の提供とデータ通信カードを切り口とした新規案件の発掘を狙う」としているほか、「今後はリモートアクセスサービスなどのオプションサービス、ウイルスチェックサービスを付加し、モバイル通信をコンセプトとしたワンストップサービスを展開する予定」としている。