日本オラクルは9月17日、同社の連結管理アプリケーション「Oracle Hyperion Financial Management」を活用した連結決算システムの構築を支援する無償の短期導入ツール群「Japan Starter Kit」(日本版スターター・キット)を発表した。

Oracle Hyperion Financial Managementは、グループ経営管理に有効な財務報告書の収集から連結処理の実行、経営分析を行うための業務アプリケーション。国内では会計コンバージェンスの一環として2010年4月度以降開始の事業年度から要求されるマネジメントアプローチに加え、過年度遡及のためのセグメント管理や、日本の会計基準から国際会計基準(IFRS)への組み換え処理など、今後予想される連結決算業務にも効率良く対応することを実現する。

Japan Starter Kitは、Oracle Hyperion Financial Managementの持つ高度な管理機能を基盤に、複雑な株式持ち合いなどの日本特有のビジネス事由を考慮した処理手順の事前定義や国内企業が一般的に使用する帳票類を標準装備することで、連結決算システムの短期導入を可能にする。同社によると、同ツールを活用することで連結決算システムの導入期間を最大50%短縮することができるという。