アドビ システムズは、2009国際放送見本市(IBC2009)にて、オンラインとオフラインどちらでも使用でき、複数のメンバーと共同で、映像制作の企画・プリプロダクション段階から制作作業を始めることができるスクリプト制作ソフトウェア「Adobe Story」の提供をAdobe Labsを通じて開始したと発表した。
Adobe Storyは、ビデオ制作ワークフローの効率改善と制作コスト削減を目的として開発されたソフトウェア。「Adobe Creative Suite Production Premium」を使った動画編集を行う場合、同ソフトを用い、台本に記された撮影場所や役柄などの情報を入力または読み込ませると、重要なメタデータをAdobe Creative Suite Production Premiumに含まれるほかのソフトに自動送信することができる。またオンライン配信可能な状況は、視聴者のオンライン・コンテンツ検索をサポートする。
なお、同ソフトは今後発表される「Adobe Creative Suite」の製品ファミリーをはじめ、同社の製品に広く組み込まれる予定となっている。