日本風力開発は、風力発電事業を中心とした再生可能エネルギーへの取り組み方針について、日立製作所と「基本合意書」を締結したことを発表した。同合意書は、両社の有する知見、ノウハウなどをそれぞれの、あるいは共同の事業において適宜供与しあうことで、効果的な事業構築の推進の検討を目的としたもの。2010年3月末までをめどに行う検討の結果を踏まえ、日本風力の蓄電池併設型風力発電制御システム「CaFrESS」技術分野での事業協力などを、必要に応じ個々の案件として具体化していくという。

合意内容は以下のとおり。

  1. 日本風力グループの有するCaFrESS技術分野での事業協力
  2. スマートグリッド技術に関する事業協力
  3. 風力発電設備のメンテナンス分野での事業協力

なお、同合意により、CaFrESS分野では、日立による風力発電システムの販売時に、CaFrESSを組み合わせることが可能になるほか、スマートグリッド分野では、関連技術の情報共有、事業構築に向けた協議が行われる予定。