アイシェアは9月1日、画面を押して電子デバイスを操作する入力装置「タッチパネル」に関する利用調査の結果を発表した。同調査は20代~40代の男女618名を対象に行ったもの。

同調査によると、タッチパネルの利用経験者は86.9%という高い数字となった。利用経験のあるタッチパネルを搭載した機器は「銀行ATM」が94.4%と最も高く、2位はコンビニなどに設置されている「マルチメディアステーション(54.0%)」、3位は「券売機(52.5%)」といずれも半数以上である(複数回答形式)。以下、「書店やCD・DVDショップなどの検索機器(47.9%)」、「カーナビゲーション(45.1%)」、「施設の案内板(41.2%)」が続き、検索に利用される機器も上位に並んだ。

タッチパネルの利用経験者に、「タッチパネルが反応しなくて困ったことはあるか」と尋ねたところ、71.1%が「ある」と回答した。しかし、タッチパネルの使用感を聞くと「どちらかというと使いやすい」が49.7%、「とても使いやすい」が9.9%と、59.6%の回答者がタッチパネルを「使いやすい」と高く評価している。その理由は、「直観的でわかりやすい」、「入力が簡単」など、操作の簡易性が多数挙げられている(自由回答)。タッチパネルが反応せず困った経験が「ある」人でも53.1%が「使いやすい」と答えている。

ちなみに、「使いづらい」とした人の理由は、「反応しないことがある」、「誤作動が多い」、「押せたかどうかわかりにくい」といった意見が多かった(自由回答)。

タッチパネルを使ったことがない81名に「今後利用してみたいか」と尋ねたところ、39.5%が利用意向を示し、女性(55.2%)と30代(66.7%)の数値が高いという結果が出ている。タッチパネルの利用意向のある未経験者と好評価の経験者に、「今後タッチパネル化が進むことを望む機器は何か」と複数回答形式で尋ねたところ、「銀行ATM」が38.9%とトップになり、2位には「携帯電話(35.8%)」がランクインした。

同社では、iPhoneが発売されて以降、タッチパネル端末の人気が高まったためか携帯電話に対する期待値が高く、操作性の評価も総合して考えると、タッチパネル搭載機器の需要はさらに高まりそうだと分析している。

タッチパネルについてどのように感じるか? 資料:アイシェア