マイクロソフトは、Windows 7日本語版におけるソフトウェアやアプリケーションの開発に携わるITエンジニアに向けに、技術支援施策を実施すると発表した。

おもな支援策は、ベクターとの協業による支援、Windows 7対応アプリケーションに関する開発者コンテスト Code7の実施、問題解決に役立つサービスの拡充の実施の3つ。

ベクターとの協業によるアプリケーション開発支援では、ベクターの運営するサイト「Windows 7 アプリケーション 動作報告リスト」などを通じて、ベクターに登録した開発者に対して、MSDN関連の情報を10月上旬より提供する。

具体的には、「RSSなどによるMSDN最新技術情報の発信」「登録作者向けステータスメールなどでのMSDN技術情報の紹介」を実施。また、同様に10月上旬より、マイクロソフトが提供している技術情報検索サービス「人力検索」の出張窓口をベクターのサイトに設置し、「チャットサービスにおける最適な技術情報へのアクセス支援」を期間・回数限定で提供する。

また、「Windows 7 アプリケーションアワード」をベクターと共同で実施。作者からのノミネートを9月上旬より開始し、10月26日より投票開始。週間・月間表彰を経て、2010年1月に大賞を発表する。

そのほか、ベクター登録作者を対象に、ソフトウェア互換性やWindows 7に搭載される新機能などを紹介する「Windows 7 テクニカルセミナー」を9月14日から実施する。

Windows 7対応アプリケーションに関する開発者コンテスト Code7では、Windows 7に対応したアプリケーションを開発している世界中の開発者向けに、対応アプリケーションのコンテストを8月26日より開始する。優れたソフトウェアを開発した参加者を選定し、様々な賞品を提供する他、米国PDC (Professional Developer Conference:2009年11月開催予定)での発表も行う。期間は10月10日までだ。詳細は、案内サイトに掲載されている。

問題解決に役立つサービスの拡充では、技術的な問題を解決できる施策として、オンラインフォーラムのサービスを充実し、一般ユーザー向けフォーラム「Microsoft Answers」における、Windows 7 フォーラムをWindows 7の一般向け発売と同時期に実施するほか、技術的な問題に対して解決方法を自動的に適用する自動修復ツール「Microsoft Fix it」におけるWindows 7対応コンテンツの提供を行う。

なお、これら取り組みの詳細については、マイクロソフトの「Power to the PRO」のサイト参照のこと。