富士通は、今後拡大が見込まれるIAサーバのビジネス強化のため、東京都港区にある同社の「Platform Solution Center」内に「IAサーバシステムセンター」を設立したと発表した。

富士通では、2010年にワールドワイドで年間50万台以上のIAサーバを販売することを目指しており、、国内でも、現在14%(第4位)に留まっているシェアを、2O10年度には20万台の出荷台数、シェア30%以上の獲得を狙っている。

今回の「IAサーバシステムセンター」の設立は、それに向けた施策の1つといっていいだろう。

同センターでは、従来、Windows、Linuxやブレードサーバといったテクノロジーごとに分散していた技術者約80名を集め、これまで数多くのプロジェクトを通じて培ったIAサーバシステムに関する構築・適用技術やサポートノウハウを集約し、パートナーの営業・SEの商談支援・技術支援を行う。

IAサーバシステムセンターの体制図

具体的には、複数の製品を組み合わせたIAサーバシステムのシステム導入に関するインフラ設計支援、新技術の実用性評価やシステムの組み合わせ(IAサーバ、ストレージ、ネットワーク、ミドルウェアなど)検証、IAサーバに関する営業・SEの育成、IAサーバシステムによるソリューションの開発などを行う。