日本ヒューレット・パッカードは6月3日、ホテルや飲食店などのサービス業向けアクセスポイント「HP ProCurve MSM317」(以下、MSM317)と、無線LANコントローラの新版「HP ProCurve MSM760/765zl」(以下、MSM760、MSM765zl)を発表した。

MSM317は、2.4GHz 802.11b/gの無線LANアクセスポイント機能に加えて、4ポートの10/100MB Ethernetスイッチ機能と、RJ-45ポート1つを装備する。無線LANアクセスポイントについては、最大16までのSSID、QoSをサポート。10/100MB Ethernetスイッチに関しては、IP電話機の接続が行えるよう、1ポートはIEEE802.3af準拠のPoE給電が可能になっている。また、利用形態にも考慮しており、客室や店内の空間デザインを壊さぬよう、壁面に埋め込んで利用する機器として提供している。

一方、MSM760/765zlは、HP ProCurveの無線LANアクセスコントローラ「HP ProCurve MSM 700シリーズ」の最新機種。従来は、1台で管理できるアクセスポイント数が40台までに限られていたが、MSM760/765zlでは、ライセンスの追加により40台ずつ200台まで拡張することができるようになった。また、MSM765zlは、シャーシ型の有線ネットワーク機器「HP ProCurve Switch 8212zl/5400zl」に搭載可能で、同一シャーシで有線/無線のネットワーク環境が一元管理できるといった特長がある。

価格は以下のとおり。

製品名 価格
MSM317 HP ProCurve MSM317 WW Access Device 4万1,790円
MSM760 HP ProCurve MSM760 Access Controller 35万9,940円
HP ProCurve MSM760 Mobility Controller
(高速ローミング機能付き)
95万9,490円
HP ProCurve MSM760 Premium License
(Access ControllerからMobility Controllerへのアップグレードライセンス)
59万9,970円
MSM765zl HP ProCurve MSM765zl 87万6,540円
HP ProCurve MSM760/765 40 AP License
(40台拡張ライセンス)
50万1,060円

いずれも7月2日から販売が開始される。