富士通とセールスフォース・ドットコムは、セールスフォースのCRMアプリケーション「Salesforce CRM」、およびCRM アプリケーション開発基盤「Force.com」についての販売契約を締結したと発表した。

そして富士通は、本日から「Salesforce CRM」および「Force.com」の提供を開始するとともに、基幹システムと連携させたSFAやCRMのシステム開発、コンサルティングならびにサポートサービス提供する。

富士通では今回の販売提携により、「Salesforce CRM」をSFA分野におけるSaaSの主力サービスとして位置付け、同分野においてサービスの拡充を図っていく。具体的には、「Salesforce CRM」がもつ営業支援やコンタクトセンター機能と、販売管理や生産管理などのユーザーの既存システムとを連携させた、見積作成や承認ワークフロー、在庫照会などのアプリケーションを開発する。さらにサービス要員の強化にも取り組み、2009年度には「Salesforce CRM 認定コンサルタント」を20 名、「Salesforce CRM 認定セールス」を100名にそれぞれ増強するという。

また、両社は「共同ワークショップ(仮称)」を定期的に開催し、市場開拓などのマーケティング活動を行うとともに、上流の提案活動を行うコンサルティングを共同で開発・提供していく予定だという。