総務省とデジタル放送推進協会は14日、2011年の地上放送デジタル完全移行に当たり、高齢者や障害者を対象に、説明会や戸別訪問による説明を実施すると発表した。全国展開の先駆けとして、新宿区を先行モデル地区として実施する。

高齢者・障害者向けの地デジ説明会概要

総務省テレビ受信者支援センター(デジサポ)の「高齢者・障害者への働きかけ、サポート事業」として実施。受信機器などのデジタル化対応において、より手厚い支援が必要と考えられる高齢者や障害者に対し、その必要性や対応方法などについて、説明会や戸別訪問による説明を実施する。

事業を全国的に展開していく先駆けとして、新宿区を先行モデル地区として実施。また全国展開においては、2009年2月に全国51カ所に拡充されたデジサポが中心となり、都道府県を10ブロック程度に分けた上で、各ブロックにおいて2009年6月~2010年3月の間、町内会単位での説明会などを実施する。

各地域における説明会の開催予定などについては、デジサポから全戸に向けて郵送で周知していく。また、2009年6月1日からは「デジサポホームページ」でも案内を開始する予定。