日本ビクターは、有効画素数3,840×2,160(829万画素)・毎秒60フレームのライブビデオ出力機能を搭載した「4K2K 60Pカメラ」を開発したことを発表した。同社によると、4K2K 60Pのライブビデオ出力を実現したのは世界初。発売予定は今年度中、価格は2,000万円以下を予定している。

カメラヘッド部。光ファイバーで約10GbpsのRAWデータ高速通信が可能

同製品はカメラヘッド部と信号処理部を分離することで、カメラヘッド部を約3kgに小型軽量化。信号処理部は4K2KのRAWデータをリアルタイムで処理することで、4K2K 60Pライブビデオ出力を実現した。カメラヘッド部と信号処理部を光ファイバー接続で最大100mまで離れた場所に設置することが可能となっている。4K2Kはフルハイビジョン(1,920×1,080)の約4倍。同社の担当者いわく「テレビ会議で利用すれば、全員をひとつの画面に入れた状態で「発言者や資料を個別にズームしなくても細部までよくわかる」とのこと。

同時に、フルハイビジョンの約16倍(8,192×4,320)となる「スーパーハイビジョンフル解像度D-ILAプロジェクタ」の開発発表も行れ、これらの製品は5月21日~24日にNHK放送技術研究所で行われる一般公開に展示される。