米ゼネラルモーターズ(以下GM)と中国の上海汽車工業集団(以下SAIC)は21日、GMの燃料電池推進技術を搭載した上海汽車ブランドの燃料電池自動車「上海ブランド・フューエル・セル」を共同で開発したと発表した。同車が採用する燃料電池推進技術はGM最新の第4世代システムで、今後SAICにより10台製造されるとのこと。

同車はシボレーブランドの燃料電池自動車「シボレー・エクイノックス・フューエル・セル」と同じ700バール(70MPa)の高圧水素燃料電池システムを搭載する。開発に際しては、ドイツにあるGMの施設と中国のSAICの施設にGMとSAIC双方の技術者が配置され、GMオリジナルの"エクイノックス"燃料電池推進システムに変更と改良を施し同車に適合させたとしている。

「上海ブランド・フューエル・セル」は、2010年上海世界博覧会において他のGMおよびSAICブランド車両とともに、要人らの送迎用として利用されるとのこと。