IDGジャパンは2月27日、「SaaS/ASPに関する市場動向調査」の回答結果の一部を公開した。
同調査は、2009年1月9日~20日の12日間にわたり、同社主催の展示会/セミナーの事前登録者および来場者に対して行われたもの。有効回答者数は1456件。
公表結果によると、現在SaaS/ASPを利用している企業は31.5%。準備を進めている企業および計画中の企業も17.4%に及んだ。一方で、利用したことがあるがやめてしまった企業も6%に上り、利用したことがないと回答した企業と合わせると51.1%となった。
また、満足度を問う質問では、満足していると回答した割合は約6割に上り、不満と答えた企業は約7%にとどまっている。不満の理由として最も多かった意見は「カスタマイズ性が劣る」というもので、IDGジャパンでは、今後ユーザーの満足度を上げるためには、カスタマイズ用ツールやPaaS機能の提供がポイントになると指摘している。
なお、調査結果は22ページのレポートとして販売されている。データを収録したCD-ROMとあわせて5万2,500円で同社Webサイトにてオンライン販売されている。