富士通は20日、富士通九州システムエンジニアリング、富士通大分ソフトウェアラボラトリ、および南九州システムエンジニアリングの3社を4月1日付で合併し、富士通九州システムズを設立すると発表した。

今回の新会社設立は、九州地区におけるソリューションビジネス推進体制の強化を目的としたもので、あらたに設立される富士通九州システムズは、売上高400億円、従業員数約1,600名を擁する富士通グループ内でもトップクラスのシステムエンジニアリング会社となる。本店は福岡県福岡市に置き、大分県、熊本県、長崎県、佐賀県、宮崎県に継続して事業所を配置することで地域サービスの拠点とする。資本金は3億円、代表取締役社長には現富士通九州システムエンジニアリング代表取締役社長の富永英俊氏が就任する。

また、機械系・電気系CAD、解析などのエンジニアリング分野、農業経営支援や農業情報システムなどの農業分野、宿泊予約、婚礼・宴会支援システムなどのホテル分野などのソリューションについては、日本全国だけでなく、海外へのビジネス展開をこれまで以上に強力に推進していくとしている。富士通九州システムズでは、2011年度に売上高約500億円を目標に事業を展開していくとしている。