NECおよびNECモバイリングは、任天堂の「Wii Fit からだチェックチャンネル」と連携し、NECグループの社員・家族を対象にした健康増進支援サービスを、4月より開始すると発表した。

「Wii Fit からだチェックチャンネル」は、任天堂が「Wii Fit」を特定保健指導システムの分野で利用するために新たに開発したもの。このサービスの提供先は法人のみで、任天堂によれば、Wii Fitの法人向けサービスは今回が初だという。

このチャンネルでは、「Wii Fit」が計測する体重推移や運動データをインターネットを介して保健指導者へ提供することができる。このチャンネルを活用したサービスは、NEC以外にも、パナソニックメディカルソリューションズ、日立製作所が、健康保険組合もしくは特定保健指導サービス機関向けに、2009年4月から提供開始する予定だ。

NECが開始するサービスは、このチャンネルと同社が昨年12から開始した、携帯電話を活用した健康増進支援サービスをインターネットを介して連携したもの。携帯サービスは、NECモバイリングが運営するASPサービス“健康手帳「Cナビゲーター」”を利用し、各個人が食事摂取データや運動データの入力管理を行い、生活習慣改善に必要な運動や食事の情報を入手するというものだ。

両サービスを連携させることにより、「Wii Fit」内の運動データなどと携帯電話サービス内の個人管理データ(食事データや喫煙量、飲酒量など)を統合することができ、特定保健指導における保健指導者からの指導をより充実したものにすることができるという。

NECとNECモバイリングは、このサービスをNECグループの健康保健組合に提供するとともに、外販も行い、今後3年間で計150システムを目標に販売していく予定だという。