日本ビクターは8日、Apple社のQuickTimeファイルフォーマットに世界で初めて対応した業務用HDメモリーカードレコーダー「GY-HM100」を4月下旬に発売すると発表した。約1.4kgの軽量・コンパクトサイズを実現し、撮影時の負担を大幅に軽減したという。価格はオープンで参考価格は50万円前後となる予定。

QuickTimeファイルフォーマットに対応した「GY-HM100」

同製品はQuickTimeファイルフォーマットに対応し、SDHCカードへのダイレクト記録を実現したほか、コーデック変換やファイルのラッピング変換による画質劣化もなくしたという。また、MPEG-2 ISOベースメディアファイルフォーマットに対応し、主要なノンリニア編集システムに対応可能とした。記録モードは1080i/1080p/720pのマルチフォーマットに対応するともに、高画質のHQモード(35Mbps)と互換性に優れ容量を抑えることができるSPモード(19Mbps/25Mbps)の選択が可能。

ズームレンズは新開発の1/4型プログレッシブ3CCDを採用。豊かな色再現性と14ビットDSPによる高解像度を実現したという。さらに、SDHCメモリーカードのスロットを2基搭載することで約6時間の長時間記録(SDHC32GB、SP[19Mbps]モード記録時)が可能なほか、軽量・コンパクト設計により機動力が向上し、撮影フィールドの飛躍的な拡大を実現したとしている。

「GY-HM100」左サイド

「GY-HM100」右サイド