OKIデータは16日、タイ北部の生産拠点において、地球環境への取り組みと地域貢献を目的に、従業員によるチークの植林を実施したと発表した。同社による海外拠点での植林活動は、英国のOKI Woodland設立、タイ海岸地域におけるマングローブ植林に続き、今回で3箇所目の取り組みとなるという。

従業員による植林活動を実施

同社のドットプリンタ印字ヘッド生産拠点であるOki Precision(Thailand)Co.,Ltd(以下、OPNT)では、タイ北部ランプーン県のメーターパーパウ村において、同社の従業員280名によるチークの苗木500本の植林を実施したという。植林地の選定にあたってはランプーン天然資源環境局と協議を行い、森林回復の優良地区の指定地となっている地区を選んだとのこと。今回の植林活動で8,000平方メートルの緑地を増やすことを目標とし、年間7トンのCO2吸収効果が見込まれるとしている。

また、この植林活動は環境保護とともに同社の地元ランプーン県への地域貢献を目的とし、ランプーン天然資源環境局とメーターパーパウ村の協力により実現したという。今後の木々の育成や管理は、同環境局とメーターパーパウ村長により行なわれるとのこと。OPNTでは、今後も継続的に植林活動を実施していくとしている。

メーターパーパウ村長(左から4人目)に目録を渡すOPNT社長の黒沢興治氏(右から2人目)

このほかOPNTでは、家庭におけるCO2削減活動サポートの一環として全従業員の誕生日にエコバックを配布し、エコに対する意識喚起を行っているとのこと。