NECビッグローブは8日、電子文書統合管理ASPサービス「BIGLOBEドキュメントコントロールサービス」の機能強化を発表。ファイルごとにユーザーや閲覧/操作権限を設定する「ポリシー」付与が、従来のPDFに加えて新たにMicrosoft Officeで作成されたファイルについても可能となった。

同サービスは、ファイルごとに閲覧/操作権限などを設定し、認証サーバを通して一元管理する機能をASPで提供するもの。今回のMicrosoft Officeドキュメント対応により、編集途中のファイルでも「誰が/どれだけの期間/閲覧・操作が可能か」を制御し、より安全に運用することが可能となる。ファイルの上書き可/不可についてもポリシーで設定可能だ。

また、BSPのミドルウェア「SmartConductor」と連携し、ファイルサーバ上でポリシーの付与を自動化する機能も新たに提供。これは、手作業で行っていたファイルへのポリシー付与をファイルサーバ上で自動化するというもの。フォルダごとにポリシーの既定値を設定でき、新規フォルダの作成権限は管理者側で制御できる仕組みになっている。

同社ではこれらの機能強化により、利用シーンの拡大と中規模企業や部門単位での導入を推進し、2010年度までに600社への導入を目指すとしている。