OKIデータこのほど、レバノンのノートルダム大学とトルコのシスリ工業技術大学の両大学と、共同研究ならびに学生の研究活動サポートによる人材育成での提携を合意し、各大学に共同研究所を設立したと発表した。同社が中東の大学と共同研究所を設立するのは今回が初となる。

レバノンのノートルダム大学とトルコのシスリ工業技術大学

ノートルダム大学とは、トナーベースのデジタルカラープルーフと印刷システムに関する共同研究を進めることで合意し、大学内に共同研究室「OKI Advanced Printing Center」を設立。研究のほかにも次世代を担うデザイナーの育成を目指して、デザイン専攻の学生やデザイン分野でプロとして活躍する卒業生に対する専門クラスを設置し、授業を行う。このほか、教育カリキュラムの作成や講師の派遣、最新機能を搭載したカラーLEDプリンタの提供を行うという。

シスリ工業技術大学には、大学内に共同研究室「オフィス機器研究所」を設立。同社はオフィス機器に精通したメーカーとして、オフィス機器開発の技術や理論の提供だけでなく、教育プログラムの立案などにも協力を行う。さらに、最終学年における就業実体験をカリキュラムに組み込むことで、充実した教育プログラムを企画していくとのこと。

同社は今後も地域社会の一員として、社会貢献活動を通じて各国や地域の発展に貢献するよう、それぞれの文化や慣習を尊重した企業活動を行っていくとしている。