ヤフーと吉本興業、そのグループ会社のベルロックメディアは10日、新しいコンテンツビジネスモデルを取り入れたインターネット動画配信サービス「myzo(マイゾー)」を12月からスタートさせると発表した。広告目的で制作された動画番組であるスポンサードコンテンツを、「視聴者の関心に沿った自然な形で視聴してもらえる」のが特徴となっている。

「myzo」は、吉本興業グループ制作のオリジナル動画を中心に構成される無料動画ポータル。ユーザーが視聴中のコントやドラマなどの動画に関連した、オススメ動画リストを表示。「自分の関心に沿った内容の動画視聴へと自由に移っていくことができる」(3社)。

オススメされる動画には、広告目的で制作された動画番組であるスポンサードコンテンツが「自然な形」(同)で含まれており、「ユーザーの関心の流れに沿った、興味のある内容のコンテンツとして視聴される仕組み」(同)となっている。

ベルロックメディアでは、これまで多くの企業にスポンサードコンテンツを制作。「今後myzoを、スポンサードコンテンツの主要な配信場所として活用していく」としている。

具体的には、「インテルやタカラトミーなどの協力を得て、ベルロックがこれまでに制作したコンテンツをmyzoから配信する」(同)。

また、吉本興業グループが提携した米国の大手タレントエージェンシーCAA所属タレントの制作するコンテンツの企画も当初から開始。「将来的にはいわゆるハリウッドの俳優を起用したコンテンツまで提案の幅を広げていく計画」(同)としている。