切符購入後は電光案内板などを見て乗車するプラットフォームへ行けばよい。改札口には自動改札機があるが、トラブルが多発したこともあり現在は使われていないとのこと。そのため現時点ではホームへの出入りは自由だ。プラットフォームに乗車する列車が止まっていれば早めに乗り込んでもよい。なお日本人が多く渡航する韓国とはいえ、日本ではなく外国なのだから座席に荷物を置いたまま売店に買い物に行くような行為は避けるべきである。

車内に乗り込むと車内ドア部分にインターネットサービスの表示

さてさっそく列車に乗り込み、指定された座席に座りノートPCから無線LANのアクセスポイントを探してみた。KTXは車両の3号車、5号車、8号車、11号車、14号車、16号車にそれぞれAP1~AP6の6つのアクセスポイントが設置されており、PCの画面にも複数のアクセスポイントが見つかるはずだ。アクセスポイントの名称は編成番号を加えたものになるようで、たとえば「KTX-AP1-139」といった具合だ。

ところでここで注意すべき点がある。駅構内には複数の列車が停車しており、それぞれの列車が無線LANのアクセスポイントを提供している。もしも他の列車のアクセスポイントに接続してしまった場合、自分の乗った列車が発車すると無線LANへの接続が切れてしまう。そのため無線LANの接続は念のため列車が駅から発車してから行ったほうがよい。もちろん無線LAN強度から確実に自分の列車のアクセスポイントがわかるようならば、駅構内での接続も問題ないだろう。

無線LANアクセスポイントを検索。KTX-ではじまるものが車内無線LANだ

無線LANアクセスポイントは6箇所にある

時速300kmでも快適ネットアクセス

あとはWebブラウザを立ち上げれば自動的にログイン画面が表示されるはずだ。なお韓国では多くのWebサービスがInternet Explorerの利用を前提としているようで、他のブラウザでは画面が正しく表示されないようだ。またログイン画面を開く際にはセキュリティー関係のActiveXがいくつかインストールされ、ログイン画面も韓国語のみで英語への切り替えはできない。これらの点は今後改善してもらいたいものだ。