ウエスタンデジタルは、4種類のインタフェースに対応したRAIDタイプの外付けハードディスク「My Book Studio ll 2TB」を9月下旬より全国のアップルストアおよび量販店のアップルコーナーで発売する。同製品は、2TBの大容量ドライブに加えて、FireWire 800を2基、USB 2.0を1基、eSATAを1基搭載しており、FireWire 400には同梱の変換ケーブルで対応する。価格は6万3,800円。

9月下旬から全国のアップルストアおよび量販店のアップルコーナーで発売が開始される「My Book Studio ll 2TB」。Macに必要なインタフェースをすべて装備している。ミラーリングとストライピングの2種類のモードに対応しているので、バックアップといった用途だけでなく、高速な作業用エリアとしても使用することができる

フォーマットは、従来の「My Book Studio Edition」などと同様にMac OS 拡張(ジャーナリング)が施されており、Mac OS X v10.5のバックアップ機能であるTime Machineにも対応している。Windowsフォーマットには付属のソフトウェアで対応可能。ボディカラーはMacユーザーを意識したシルバーを採用。自動電源入力、セーフシャットダウン、LEDによる状況ライトおよびアクティビティライト機能を搭載しており、FireWire 800/400ケーブル、FireWire 800ケーブル、ACアダプタ、ソフトウェアCD、クイックインストールガイド、5年のメーカー保証が付属する。

付属のユーティリティ「WD RAID MANAGER」でRAIDのモード変更やドライブ情報の確認が可能

前面に装着されたLEDにより、空き容量やアクセス状況などを一目で確認することができる

注目のRAID機能は、約30%の省電力化を実現した同社のGreenPowerドライブ2基によって実現されており、付属のユーティリティ「WD RAID MANAGER」によって、RAID 0 HFS+、RAID 1 HFS+、RAID 0 FAT32、RAID 1 FAT32に変更が可能。RAID 0は2TBの大容量で高速に読み書きができるストライピングモードで、RAID 1では容量が1TBに半減するがより安全なミラーリングモードで動作する。ドライブは簡単に交換ができる構造になっており、故障の際の入れ替えや大容量のドライブへのアップグレードをユーザーが自分で行なうことも可能だ。

ドライブの交換手順は、まず上部の手前部分を強く押してロックを外す

上部パネルを開くと取手の付いたネジが手前にあるのでそれを外す

ドライブを固定していた金属パネルを外すと中にドライブが2基見える

後ろ側に付けられたプラスチック製の取手を引くとドライブが外れる

ドライブを外すと中はこのようになっており、基盤やコネクタが配置されている

省エネタイプのGreenPowerを採用