ツクルスは11日、3DCGデータからのフルカラー立体出力サービスを開始したと発表した。同サービスではテクスチャーがついた3DCGデータをフルカラー立体プリンター「ZPrinter 450」でフルカラーの着色済み立体物として出力することができる。

作成例。データをフルカラーフィギュアとして出力したもの
(c)Studio*Meets / masterpiece製作員会

オリジナルCGアニメ 『農機ロボ・バトラクター』より
(c)金津鬼 1998~2008 All rights reserved

ZPrinter 450は石膏をベースとした粉末素材を接着剤によって積層し、立体物を造形するシステム。造形の際、データにマッピングされている画像に応じ、オブジェクトをインクジェットプリンタで自動的に着色する。出力できる立体物の最大サイズは、190mm×240mm×190mm。形状の制限はなくどのような形でも出力が可能だという。

コストは出力する立体物の体積に依存する。高さ10.5センチのフィギュアを出力した場合の価格は約9,000円となる。対応するデータはobj、VRML、mqoで、同社ではそのほかのデータの変換にも対応している。

パーツを分割出力し、市販の球体関節を組み込むことでアクションフィギュアの作成も可能
(c)金津鬼 1998~2008 All rights reserved

出力されたサンプルは秋葉原UDXのツクルスで実際に見られるほか、8月に開催されるワンダーフェスティバルでデモを見ることができる。