アシストは、同社が日本国内での販売権を有しているBIプラットフォーム「WebFOCUS」と、既存のアプリケーション/データ資産を活用してビジネス変化に迅速に適応できるSOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)環境を実現する「iWay Service Manager」を連携させた「WebFOCUS SOA ソリューション」を6月23日より提供する。

「WebFOCUS」は、OracleやDB2などのリレーショナル・データベース、IMS/DBやVSAM といったレガシーシステム、SAP をはじめとするERPパッケージ、Webサービスなど、社内外に分散しているあらゆるデータ/システムとの接続性に優れたWeb レポーティング・ツール。定型、非定型を問わず、豊富で柔軟な視覚的レポート作成機能により、エンドユーザーから経営層まで全社規模で幅広く活用できる。

一方、SOA実現のためのサービス連携基盤である「iWay Service Manager」は、連携するシステム間におけるメッセージ配信のためのエンタープライズ・サービス・バス(ESB)環境と、業務プロセスの管理機能(BPM)を持つ。iWay の持つ豊富なアダプタを使用することで、SAPやSiebel、PeopleSoftなどの業務アプリケーション、メイン・フレーム上のCICS、COBOLなどのレガシー資産、EDIFACT、AS2、SWIFT、HIPAA、HL7などの世界標準EDIプロトコルをはじめとする280種以上のデータソースをノンプログラミングで連携することが可能となる。

今回発表された「WebFOCUS SOA ソリューション」は、両者を連携することにより、プラットフォームやプロトコル、Webサービス、アプリケーションの違いを意識せず、また人手もまったく介さずに、登録された処理フローにしたがってバックエンド情報の統合から情報活用までをイベント駆動により双方向かつリアルタイムに実現する。

これにより、「データ・ウェアハウスに蓄積された1日前の情報を取り出して需要予測を行うのではなく、受注データが登録された時点でより精度の高い予測や迅速な意思決定が行える」、「在庫が一定数を下回った時点で関連情報を含むメールやレポートが関係者に一斉配信され、その後発注処理も自動で行われる」など、刻々と変化するビジネスのさまざまな場面で、いち早く次のアクションにつなげられる真のリアルタイムBIが実現可能となる。

なお、初年度期間使用料を含む最小構成での販売価格は、「WebFOCUS」が170万1,000円から、「iWay Service Manager」が684万円からとなる。