日本オラクルは、同社が提供する中堅企業向けアプリケーション製品「JD Edwards EnterpriseOne」のオプションとして、財務やコンプライアンス情報を監視するツール「JD Edwards EnterpriseOne Financial Management & Compliance Console (JDE FMCC)」を発表した。

「JDE FMCC」は、「JD Edwards EnterpriseOne」を導入している財務経理部門や内部統制の責任者が、自社の財務やコンプライアンスに関する情報を一覧画面でリアルタイムに取得し、企業の目標に対する現状の把握・評価を行うためのツール。さらに、一覧画面で発見された財務やコンプライアンスにおける問題を各業務単位に落とし込み、その問題の原因を調査することも可能だ。責任者による状況の把握、問題の原因究明と問題解決に向けた担当者の活動実行に至るまで、企業の目標達成に向けた取り組みを支援する。

収益率や予実比率、売上げ傾向分析、キャッシュフロー情報は、円グラフや表などの図式でリアルタイムに分かりやすく表示する。財務比率、総勘定元帳、売掛金管理、買掛金管理など、各財務分野別に測定評価基準があらかじめ用意されているため、業務プロセスが基準値を超えている場合は、例外状況として自動アラートを業務担当者に通知することもできる。

対応プラットフォームは、i5 Server、Windows、Solaris、HP-UX、AIX、Linux。価格は、ライセンスのみで5ユーザー62万2,000円(税別)からとなる。