松下電器産業は、放送業務用LCDビデオモニタシリーズの新製品で17V型倍速駆動パネル搭載のHD/SDマルチフォーマットLCDビデオモニタ「BT-LH1760」を4月から発売する。
BT-LH1760は、新IPSパネル(有効解像度1280×768ピクセル)を搭載。リフレッシュレートを従来製品の倍の120Hzとし、各フレーム間に黒画面を挿入する擬似インパルス方式によって網膜残像効果を解消し、動きの早いスポーツ映像やテロップを表示した際の残像感を低減した。上下・左右176゜の広視野角も実現している。
他のパナソニック業務用LCDシリーズ同様、放送業務用の忠実な色再現は継承し、さらに新画像処理エンジンは三次元LUT(Look up table)を使用し、高精度10ビット画像処理を行うことで、よりCRTの色再現に近づけたEBU(Europian Broadcasting Union)準拠の色再現を実現しているという。
また、ウェーブフォームモニタ表示機能に加えてベクトルスコープ機能やSDIに重畳しているタイムコードデータの表示、クローズドキャプションの表示、音声レベルメーター表示を追加するなど、放送・プロダクション業務に必要な機能を強化した商品になっている。
重量は7.1kg(スタンド含む)、外形寸法は430×323.5×198mm(スタンド含む)。希望小売価格(本体) は504,000円。