音楽鑑賞・ダウンロードがネット利用目的の1位に

同報告書によると、中国のネットユーザーの平均オンライン時間は週16.2時間で、約半分のユーザーが週10時間から同40時間程度ネットを利用すると答えている。肝心のネットを利用する目的だが、トップ10は以下のとおりとなっている。

順位 インターネットの利用目的(カッコ内は利用目的に挙げたユーザーの割合)
1 音楽鑑賞・ダウンロード(86.6%)
2 リアルタイム通信(81.4%)
3 映画やビデオの視聴・ダウンロード(76.9%)
4 ニュース視聴(73.6%)
5 検索エンジン (72.4%)
6 オンラインゲーム(59.3%)
7 eメール(56.5%)
8 行政手続き(25.4%)
9 ブログやSNS(23.5%)
10 ネットショッピング(22.1%)

音楽の鑑賞とダウンロード、映画やビデオの視聴が利用率の第1位と第3位となっている。86.6%のネットユーザー(約1億8,100万人)がオンラインでの音楽鑑賞を経験したことがあり、71.2%(約1億5,000万人)が、オンラインで音楽をダウンロードしたことがある。さらに、76.9%のネットユーザー(1億6,100万人)がオンラインで映画やビデオの視聴をしたことがあり、40.5%(約850万人)が、オンラインで映画やビデオをダウンロードしたことがあると答えている。

加えて、59.3%(約1億2,000万人)のネットユーザーが、オンラインゲームで遊んだことがあるとしており、遊ぶ時間の平均は週7.3時間、21.3%のネットユーザーは10時間を超えて遊んだとしている。

また、同報告書の調査では、実に94.2%(1億9,800万人)のネットユーザーが「インターネットが自分の生活を楽しいものにしてくれている」と回答している。これらの調査結果から、中国人のインターネット利用においては、娯楽志向がきわめて強いと言うことができるだろう。言い換えれば、娯楽こそが、中国におけるインターネットの発展と普及を支える最も重要な基盤ともいうことができる。