ウイングアーク テクノロジーズとフィードパスは5日、SaaS事業の業務提携を行い、ウイングアークの帳票サービス「帳票SaaS」とフィードパスのWeb型グループウェア「サイボウズ Office7 for ASP」を連携させ、帳票作成機能をサイボウズ Office7 for ASPの標準機能として提供することを発表した。

帳票SaaSは、ほかのSaaS型の業務サービスやシステムとシームレスに連携し、ビジネスに最適な帳票運用環境を提供するソフトウェア。日本のビジネス業務に欠かせない帳票要件にきめ細やかに対応していることで定評がある。

サイボウズ Office 7 for ASPでは、携帯電話からのスケジュール閲覧機能が提供されているが、スケジュール画面をプリントアウトして手帳に挟んで持ち歩くユーザーも多い。しかし、現状では専用の出力機能がないため、スケジュールなどを印刷しようとするとレイアウトが崩れてしまうという欠点があった。今回の提携により、サイボウズ Office7 for ASPに登録しているスケジュール情報をPDFファイル形式で出力することが可能となる。具体的には、スケジュール出力対象画面(個人の月/週表示画面)から、ミニポケットサイズ/ミニ5穴サイズ/ミニ6穴サイズ/ナローサイズ/バイブルサイズ/ディスクサイズと5mm間隔で分けられた6種類の出力サイズを選択するだけで、整形、最適化されたファイルが出力される。

スケジュールをPDF出力した際のイメージ

両社では今後、ワークフローや顧客のニーズをもとに、出力機能を追加していく予定だ。また、帳票フォームの変更および新規開発に関しては、ウイングアークが運営する帳票開発支援総合サービスサイト「帳票匠屋」の帳票開発支援サービスにおいて請け負い、顧客のニーズに柔軟に対応していくという。