The FreeBSD Foundationは17日(米国時間)、FreeBSD Foundation Newsletter, December 17, 2007を公表した。FreeBSD FoundationはFreeBSD Projectを支援する目的で設立された団体。ドネーションの受け取り、資金管理、人格権が必要となる契約といった場面で同プロジェクトを支援している。
同ファウンデーションは資金確保として25万米ドルを目安としてドネーションを募集していたが、NetAppとSwissComから大口のドネーションがあり、現在すでに35万米ドル近い資金を獲得したと発表している。ドネーションは依然として継続して受け付けている。こうした資金はFreeBSDに関係したカンファレンスの支援(BSDCan、AsiaBSDCon、EuroBSDCon、BSDConTRなど)、デベロッパが同カンファレンスへの参加するための旅費支援、法的サポートなどFreeBSDの改善に関する活動に使われる。
ビジネス分野ではIsilon Systemsが安定性や高いパフォーマンス、そのライセンス条項の扱いやすさからFreeBSDを採用したこと、NetAppがHPC市場に対するプロダクトでFreeBSDをベースコンポーネントとして採用していることを紹介。またGoogleとFreeBSD Foundationが協力して展開したプロジェクト「Improving the Hardware Performance Counter Support Project」が成功裏に終了したことも紹介されている。