マツダは9月25日(米国時間)からソーシャルネットワークサービスfacebookにおいて「MAZDA Design Challenge」を開催している。同社は2018年に登場が予定されているMAZDA3(日本名: Axela)のビジョンを150文字程度と場合によってはイメージ図も添えて提案してほしいと発表。選考をくぐり抜けたビジョンは2018年に現実のものとなるかもしれない。

同社は9月25日から10月12日(米国時間)までが提案期間、13日から16日まではMazuda Design Teamによるデザインの選出、そして17日から24日までが選出された上位10の候補に対するユーザ投票だ。さらに25日から30日にかけて同チームと提出者によるブラッシュアップを行い、10月31日から11月6日にかけてユーザによる最終投票が実施され、見事上位に入選したデザインは11月16日から25日に開催されるLA Auto Showにおいて発表されるとされている。

MAZDA Design Challenge on facebook

10のデザインエントリがリストアップされている

今回マツダが実施したデザインチャレンジは2つの面で注目に値する。1つはユーザから寄せられたビジョンを2018年に登場予定のMAZDA3に採用するかもしれないということ、そしてそのコンテストをfacebookというソーシャルネットワークでやってのけたことだ。

facebookは、現在人気が上昇しているソーシャルブックマークだ。英語中心のソーシャルネットワークであるため日本ではそれほど普及していないが、WebサービスやWebアプリケーション開発に欠かせないツールFirebugの開発者が開発しているソーシャルネットワークであり、同サービスに注目しているデベロッパも多いだろう。

より効果的なコマーシャルやアイディアの集約を考えた場合、ソーシャルネットワークは大きな市場になる可能性を持っている。マツダがデザインコンテストの場所としてfacebookを選択した理由はわからないが、興味深い取り組みであることは間違いないところだ。コンテストはまだ続いている。facebookのアカウントを作成する必要はあるが、興味があるユーザは投票に参加してみるといいだろう。