米Fluke Networksの日本法人であるフルークは、持ち運びできる統合型ネットワークアナライザ「OptiView III V5.1」を発売した。Ethernetによるネットワーク環境において、トラフィックの監視や解析、検証などが行える。「アプリケーション・トラブルシューティング・エキスパート機能」と呼ぶ機能により、同社の従来製品に比べて障害を特定するまでにかかる時間が短くなった。また、仮想LANの可視化機能が強化された。

持ち運びできる統合型ネットワークアナライザ「OptiView III V5.1」

本製品を利用することで、OSI参照モデルの第1層から第7層までのすべてのプロトコルの解析および監視が行える。本製品はOSにWindowsを用いており、トラフィックの稼動状況や解析結果、予測などをビジュアル的に表示することができる。また、Microsoft製の描画ツールであるVisioにより、ネットワークの構成図の描画も行える。

そのほか、ネットワーク管理のためのプロトコルであるSNMP(Simple Network Management Protocol)を利用した「SNMPマネージャ機能」や、OSI参照モデルの3層以上を解析するためのRMON2を用いてトラフィックを解析するための「RMON2プローブ機能」、すべてのスイッチに問い合わせを行って問題のある部分を予測する「アクティブ・ディスカバリー機能」などを備えている。

本製品の価格は448万円(税別)から。同社では、初年度で300台の販売を目指している。