オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)とシステムインテグレータのTISは27日、OBCの中規模企業向け業務パッケージ「奉行V ERP」(今秋発売)を活用したEDI(Electronic Data Interchange :電子データ交換)ビジネスで協業することを発表した。TISデータセンター内に処理センターを作り、ECプラットフォーム「ECセンター for 奉行」をSaaS型で構築する。業務パッケージソフト代と月額使用料という低コストで、安全に「奉行V ERP」を使用できるのが特徴。
「奉行V ERPシリーズ」は、今秋発売される「奉行21シリーズ」の上位製品。内部統制にかかわるコントロールが充実し、シリーズ専用のオプションやワークフロー、ポータル、BIツールが数多く用意されている。
「ECセンター for 奉行」は、操作画面が「奉行V ERP」と統一されているため、OBCの業務パッケージとの連携が図れる。OBCは50万社以上の顧客基盤と3,000社のパートナー網が、TISはデータセンター運用ノウハウとSCM関連システムの開発実績があり、両社の強みを活かすことで、「安く、簡単に」中堅/中小企業へEC取引を実現できるとしている。
価格は、「奉行V ERP連動 WebEDIパッケージ」を含んだ初期費用が100 - 150万円。受注側100社分接続料含めた月額利用料が受注側企業が3,000円(月額)、発注側企業が2万5,000円(月額)。 両社は今後3年間で同サービスの接続社数1万社を目標としている。