Googleは3日(米国時間)、Google Docs & Spreadsheetsに2つの新機能を追加したと発表した。Google Docs & SpreadsheetsはGoogleが提供しているドキュメントとスプレッドシート編集のためのWebアプリケーションで、特別なプラグインを必要とせずに動作する。β版という位置づけで、ワープロアプリケーションやスプレッドシートアプリケーションに必要になる基本的な機能が追加されている。

今年6月26日(米国時間)に、Google Docs & Spreadsheetsのドキュメントリストを新デザインへ更新、7月30日(米国時間)には、ドキュメント一覧の整列機能と非表示機能という新しい機能が2つ追加されるなど、立て続けに機能追加が行われている。今回追加された機能は、Matt Ziegelbaum氏から寄せられた新しいソートバーと、James Walker氏から寄せられたコレボレータロケーションインディケータの2つ。

Google Docs & Spreadsheetsのスプレッドシートにはこれまでも整列機能が用意されていたが、今回追加された新しいソートバーは、従来の整列機能に対してさらにUI性を向上させたもの。一番上の行に新しくソートバーが追加されており、クリックすることで昇順および降順に整列が可能。さらにソートバー自身がドラッグ&ドロップで移動できるようになっているため、大量のデータを整列する場合でも融通が効くようになっている。

一番上の行にソート用のバーが追加されている

バーをクリックすると昇順に整列するか降順に整列するかを選択できる

ソートバーはドラッグ&ドロップで移動させることもできる

移動させた場所で同じように整列作業が可能

追加されたもう一つの機能はスプレッドシートを共有編集に設定している場合のUI性を向上させるもの。Google Docs & Spreadsheetsでは、スプレッドシートデータをほかのユーザと共有し、同時に編集をかけることができる。今回追加された機能によって、ほかのユーザがシートを編集している場合に、編集中のセルが緑枠で表示され、セル内が灰色で表示されるようになった。このUIにより、編集中にセルの内容を上書きしてしまう危険性を少なくできる。

共有データの場合、ほかのユーザが編集をはじめた段階でセルの枠が緑色に変色

ほかのユーザが編集している間はセルが灰色に変色