米Microsoftは、中小企業ユーザー向けに各種コラボレーションツールを提供している「Microsoft Office Live」サービスに関して、開発パートナー企業などを支援する最新プログラム「Office Live Partner Program」を発表した。米国コロラド州デンバーで開催中のMicrosoft Worldwide Partner Conference(WPC)でアナウンスされている。
Office Live Partner Programでは、対応サービスの開発者が、より多くのユーザー企業へアクセスできるように、多彩な支援プログラムを提供。開発に関連したサポート情報などが提供される「Microsoft Office Live Developer Platform」、開発に成功したソリューションやサービスの販売提供が進められる「Microsoft Office Live Marketplace」、アフィリエイトシステムが提供される「Microsoft Office Live Affiliate Network Pilot」などが用意されているという。
Microsoft Office Liveのパートナー戦略ディレクターを務めるMarja Koopmans氏は「米中小企業管理局(U.S. Small Business Administration)によれば、現在米国内には2,580万の小企業が存在するものの、サービス提供の機会が非常に少ないという。しかしながら、当社のパートナー企業は、Office Live Partner Programを通じて、この巨大な成長市場に対するダイレクトなアプローチが可能になる」とコメントした。
なお、今回の発表に伴い、現在は利用可能なサービスが一部に限定されている、Microsoft Office Liveの広告ベースの無料ユーザーなどに対しても、来年1月より新たな提供機能の拡大が行われる計画も明らかにされている。