5 livedoor ReaderとFastladderの違いはどこ?
livedoor ReaderとFastladderはよく似ている。当然使われている言語が日本語と英語という違いはあるが、言語以外はそれほど違いがないのだ。あえて違いをあげるとすると、次のようなあたりになるだろう。
livedoor Readerにのみある機能
- PR表示
- 広告表示
- livedoorクリップ設定
- livedoor検索フィード
Fastladderにのみある機能
- Fastladderアカウント設定
livedoor ReaderにはPRや広告の表示、livedoorクリップとの連動機能やivedoor検索フィードなどがあるが、Fastladderにはこれらがない。インタフェースの基本設計は同じだがデザインが若干異なっており、Fastladderの方がPRや広告、livedoor検索フィード、そのほかいくつかの操作ボタンがない分すっきりしている。
またお薦めのフィードなども、いまのところ、Fastladderには用意されていないようだ。livedoor Readerを英語化してからlivedoorのそのほかの機能との連動機能を削除、さらにUIを若干スマートにしたものがFastladderといえそうだ。
6 海外ユーザにとってFastladderはどう?
livedoor Readerのユーザは約14万人。ライブドアは半年間でFastladderのユーザ10万人の獲得を目指している。英語化されたサービスであり、もちろんユーザは英語圏を中心とした海外での利用を見込んでいる。
Fastladderで実現されている機能は日本で定評があるlivedoor Readerをベースとしたものであり、すでに14万人のユーザを獲得していることから、海外向けに発信されたFastladderもそれ相応のユーザを獲得するのではないかとみられる。特に大量のフィード情報をさばけること、定評のあるショートカットキー機能があること、扱いやすいレーティング機能があることなどは、国や地域を越えてユーザのニーズに合うものだろう。
あとはまだオンラインRSSリーダを使ったことがない日本のユーザ、ほかのオンラインRSSリーダを使っている日本のユーザ、すでにlivedoor Readerを使っている日本のユーザにとって「Fastladder」がどういった位置づけになるかだが、英語が苦にならないようならぜひともお薦めしたいサービスだ。
7 日本人ユーザにとってFastladderはどう?
日本人向けに開発されたlivedoor Readerがあるじゃないか、ということになるわけだが、いくつかのポイントから日本人ユーザにもFastladderをお薦めしたい。主なポイントは次のとおりだ。
- インタフェースがすっきりしている
- RSSリーダの機能に特化しておりほかのサービスと連動していない
- livedoor Readerと同じ機能が実現されている
今後もこのままいくかはわからないが、現状のFastladderにはライブドアのほかのサービスとの連動機能やPR/広告表示がなくインタフェースがすっきりしている。またlivedoor Readerを使う場合は自動的にlivedoor IDやメールアドレスも作成されるが、Fastladderの場合はRSSリーダのアカウントだけが作成される。そしてlivedoor Readerと同じ機能が実現されている。英語が苦にならないようなら、FastladderはオンラインRSSリーダサービスとしてなかなかのお薦めだ。
ということで、まとめてみると次のような日本のユーザにはFastladderも一度検討してみることをお薦めしたい。
- UIが英語でも苦にならない
- livedoor Readerを使いたい。そして現状よりもすっきりしたUIがほしい
- livedoor Readerを使いたい。アカウントはそのためだけのアカウントとしてほしい
ほかの有名なオンラインRSSリーダにはGoogle ReaderやBloglines、ほかにもいくつもあるが、どれも日本発のサービスではない。その点、日本発のサービスという利便性からFastladderを選択するという理由もありだろう。少なくともユーザの選択肢がまた増えたという点ではエキサイティングなサービスがはじまったわけだ。興味があるユーザはぜひとも一度試してみてほしい。