アシストは31日、内部統制におけるIT全般の遵守状況をログ情報をもとに評価/報告する「監査れポータル」の提供を7月1日に開始すると発表した。

「監査れポータル」は、会計システムや販売システム、資産管理システムなど、さまざまなシステムから出力される多種多様なログ情報をもとに、IT分野全般における内部統制の遵守状況を自動的に評価/報告するツール。あらかじめ用意された標準的な評価項目のデータベースと、システムごとに17種類の設定が可能な監査ポリシーを参照し、許可のないシステムの利用やシステム変更などの統制項目への違反状況をアラートとともに、担当者が識別可能なシステム名や利用者名が表示される。さらに、違反の発生数や対処率の確認や、システムの利用、アクセス状況などをグラフ化するなど、自由に分析することも可能だ。

また、ユーザ権限を柔軟に設定できるため、業務管理者による担当業務の自己点検から、内部監査担当者によるシステム監査、経営者による統制状況の確認など、社内全体の幅広い用途に対応する。

販売価格は、840万円(25ライセンス)から。6月1日からモニター数社に評価版を提供し、さらなる品質検証を実施した上で、7月1日に正式販売を開始する。

「監査れポータル」システム概要図(出典 アシスト)