業務ソリューションベンダーのオービックビジネスコンサルタント(OBC)は17日、「奉行内部統制支援ソリューションフレームワーク」を発表した。同フレームワークは、中小企業の内部統制プロジェクトを支援するためのもので、10以上のソフトウェアと構築/運用コンサルティングから成る。
奉行内部統制支援ソリューションフレームワークには、「内部統制基盤ソリューション」「内部統制構築ソリューション」の2つのソリューションラインが用意されている。
これらのうち、内部統制基盤ソリューションは、内部統制を実施するうえでの基盤となる「リスクの低減」に焦点を当てたもので、以下の7種類のソフトウェアによって構成される。
- 業務処理統制 - 「奉行シリーズ」「リスクモンスター for 奉行」「奉行ソリューションズ」
- 承認ワークフロー - 「Manage for 奉行」
- 資産管理 - 「償却奉行」「資産管理システム」
- IT全般統制 - 「内部統制大王 for 奉行」
- データ保全 - 「奉行 with Citrix Access」「OBCストレージサービス」「BACKUP奉行」「OBCセキュアアクセスキー」
- アカウント管理/認証 - 「e-UBF for 奉行」「SecureSuiteXS for 奉行」「人事奉行」
- 履歴/ログ管理 - 「ESS REC for 奉行」
一方、内部統制構築ソリューションは、内部統制に特有の問題を解消するためのもので、以下のようなソフトウェア/サービスが含まれる。
- 文書化支援ソフトウェア - 「奉行DOCUMENT Pack」
- モニタリング管理ソリューション - 「内部統制大王 for 奉行」
- 文書管理ソリューション - 「e場 for 奉行」
- 運用コンサルティング
販売想定価格は100万~200万。スクラッチで開発する場合に比べると非常に安価で、内部統制の導入に二の足を踏んでいた中小企業でも対応できる価格だと言える。6月下旬から全国3000社の販売パートナーを通じて発売が開始される。
OBCは併せて、内部統制への対応方法について解説する「奉行内部統制支援ソリューションセミナー」を6月に開催することも発表。東京、名古屋、大阪で開催する予定で、同社Webサイトより申し込むことができる。