MySQLは10日(米国時間)、自社のRDBMS製品「MySQL Enterprise」のサブスクリプション契約をRed Hat Exchangeを通して購入可能にしたと発表した。

Red Hat Exchange(以下RHX)とは、Red Hatの提携企業が開発したオープンソースソフトウェアのサブスクリプション購入を一か所から行える仕組み。同サービスでは、他にもユーザによるレビューやソフトウェアの格付け、フリートライアル版の入手なども行える。RHXで購入したソフトウェアは、Red Hat Enterprise Linux上での動作が保障されており、Red Hat Networkを通じたソフトウェアの配信、Red Hatによるサポートが受けられる。

MySQLの販売部門統括責任者であるMark Burton氏は、「このサービスの開始について、RedHatに称賛を贈りたい。これは、オープンソース主導のITソリューションの採用を簡便に行いたいと考える中小規模のビジネスユーザーにとって、革新的で新しい方向性だ。RHXを通じて、MySQLデータベースに関する月次のソフトウェア更新とサポートサービスを、顧客はRed Hatの提供物に統合された一部分として受けることができる」と述べている。RHXは、Red Hat、ベンダー、顧客の3者ともに利益を得られる仕組み(Red Hatはサブスクリプション料金を、ベンダーはその一部を受け取ることができる)になっており、これからも採用は増えるものと思われる。