Swivelはデータ専門のSNSだ。ユーザーはデータをアップロードし、それらを様々なスタイルのグラフに変換して公開できる。データに対して他のメンバーはレーティングし、コメントを付け、ブックマークする。これによりデータが様々な角度から分析される。

公開されている他のデータと比較しながら、関連づけることも可能だ。例えば「ワインと暴力犯罪の関係」というデータがある。過去30年の間、米国ではワインの消費量が増えた時に暴力犯罪が減っている。コーヒーのデータを持っている別のメンバーが「ワインと犯罪」に関連づけており、そのグラフを見るとコーヒーも犯罪と逆の傾向にあることが分かる。

倒産と貯蓄率を比べたグラフ。サイトの見た目はYouTubeに似ている

iPodの売れ行きとAppleの株価の関係

数字をグラフで可視化すればデータが生き生きとしてくる。コミュニティを通じて多様な角度から分析することで、データの様々な顔を発見できる。さらに他のデータと比較・関連づければ、データは生まれ変わり進化する。データを公開すれば、Swivelの利用は無料。データ非公開で、公開データとの比較などSwivelのサービスを利用する場合は有料になる。