ユニバーサルアクセス面での改良

2.18ではユニバーサルアクセスを考慮したいくつかの改良も加えられている。最も興味深いものとしては、日本語や中国語のための縦書きのテキストレイアウトがサポートされた点が挙げられる。たとえば日本語環境でパネルの配置を「左」や「右」に設定すると、図10のようにメニューが縦書きに表示されるようになっている。

図10 縦書きのレイアウトをサポート

また、テキストの読み上げや点字での表示をサポートする「Orca」の機能拡張や、画面の一部を拡大表示する拡大鏡ツール「GNOME Magnifier」の機能拡張も行われている。テキスト読み上げ機能については新たにいくつかのドライバも追加された。

辞書機能に関しては、結果の表示がより見やすくなっているほか、英語-タイ語の辞書である「Logndo」が標準で追加された(図11)。

図11 英語-タイ語の辞書をサポート

エンタテインメント面での拡張

GNOMEには従来よりいくつかの簡単なゲームが付属しているが、2.18では新たに「GNOME Sudoku)」として数独が追加された。数独は正方形の枠を数値で埋めていく、日本人にとってはお馴染みのパズルゲームである。

図12 パズルゲーム「数独」が追加された

また、従来より用意されていた「GNU Chess(チェス)」にはネットワーク対戦機能が加わった。その上、OpenGL対応版のGNU Chess「glChess」も新たに追加されており、OpenGLが有効になっている環境では盤面を3D表示させることができる。

その他、いも虫ゲーム「Nibbles」やリバーシ(オセロ)「lagno」、四目並べ「Four-in-a-Row」などのゲームもネットワーク対戦機能をサポートした。

図13 いくつかのゲームがネットワーク対戦に対応