Yahoo!ブックマークの最大ともいえる特徴が、ブックマークを登録した瞬間のページをキャッシュとして保存する点だ。キャッシュ自体は検索エンジンがクロールしたものとは異なり、他人には公開されないキャッシュで、自分だけで活用するものだ。

ページをキャッシュすることで、そのページ自体がなくなってしまっても内容を確認できるのが強みだ。保存されるのは基本的にはHTMLだけのようで、画像やFlashなどは保存されない。HTMLの内容によっては正確に再現されない(CSSの読み込みなどが影響を受けているようだ)が、いずれにしても本文のテキストは保存されているので、内容は十分確認できる。

キャッシュを表示したところ。HTMLのコードの影響か、きちんと表示されないサイトもある

こちらはきちんと表示されたキャッシュ

このキャッシュされた本文は、Yahoo!ブックマークの検索対象になるので、タグと組み合わせることでブックマークが見つけやすくなる。タグやフォルダ、検索を駆使することで、たくさんのブックマークも手軽に管理できるだろう。

Yahoo!ブックマークの検索だけでなく、通常のYahoo!の検索でも、同時にブックマークの検索も行われる。こうしたサービスの統合は便利さが向上する

ちなみに、Internet ExplorerやFirefoxなどのブラウザのブックマーク、del.icio.usのデータ、RSSのデータをインポートすることも可能だ。RSSは、はてなブックマーク、livedoorクリップ、ニフティクリップ、My WebのデータをXMLで保存したものを読み込む機能だ。国内で使われていることの多いサービスのデータを再利用できる点はいい。

さまざまなツールやサイトからインポートできる。ちなみに画像はGoogle ReaderのXMLファイルを取り込んでみようとしたところ。未対応のサイトのため、インポートはできなかった